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さて前回前々回と掲載している坪庭づくりの現場、
先日仕上げ作業に入っていよいよ完成。
右の写真のように、前回ご紹介した井戸蓋も納まり、、
とてもとてもいい感じの坪庭に仕上がりました。
さて現場作業自体は正味丸2日位で出来た訳ですが、
石材や植木に、こだわって選んだ一品一品、
素材探しの方が時間が掛かっているかもしれませんね。
ある程度のイメージは持ちつつ、
あとは材料任せ。
素敵な材料との出逢いが、現場での作業を手助けしてくれ、
自分で言うのもなんですが、材料が不思議と自然に納まっていきます。
昼から数時間作業をして、夕方前に写真撮影。
既にちょっと暗いので写真写り的には光りが不足気味ですが、、、
沢山撮影させて頂いたのでご紹介させて頂きます。
まずは前回ご紹介していた、「竹の井戸蓋風散水栓目隠し蓋」の納まり。

こんなイメージだったんですよ。結構井筒してますね。
そして窓の下に「雨落ち」的に、同じ材料の樹脂竹を使用し、色目を反転。
また水場らしく、下草にセキショウを添え演出しました。
目隠し蓋をくるくると畳んで開くと、、、

散水栓に繋いだ必要最小限の長さに切った水遣りホースが出てきます。
ホースはご主人が支給して下さったのですが、この空間にジャストフィットの長さでした。
そしてこの辺りの全景。

窓から見て足元部分、坪庭としてはメインの部分ではないのですが、、、
ある意味この部分の景色作りが、用と景を備えたお気に入り部分だったりします。
自分の庭づくり的には、珍しく結構きっちりと組んだ「和」寄りで、今までになかった新鮮な感覚です。
さてそれではメインとなる苔庭部分に目を振って、、、

建築側の工事で、木目調のスリットフェンスも入り、
奥へ向かって20cm程はぐっと持ち上げた苔の築山、そして手前の伊勢砂利の枯れ流れ、
そこへ厳選した生野石で景色を作り、ソヨゴの足元は低木下草類で飾り。
更に家に置いてあった脚立をお借りし、上から、、、

左手前に設置された管理用の掃き出し窓から、
表面を合わせて2枚重ねにした、厚みのあるミカゲ板石を沓石として踏み降り広がる小世界。
落葉期で分かり憎いですが、結構色々な低木が入っています。

ソヨゴの足元には、もともと根が抱き込んでいたクロモジの株が芽を出しており、
そこへ更に同じような流れでイロハモミジの実生苗を添えてみたり、
更に後ろには、ヒュウガミズキの印象的な株やシュンランを沿え、手前にはこれも印象的な樹形のアセビ。
右側の奥には、自然樹形で小型で可愛い春咲き品種の椿を中心に、
ぐっと苔山を覆うように手前へ低く広がったヒュウガミズキ、更にシュンラン。
そして右手前には、実生物のイロハモミジの苗木に、ぐっと目線までひょろりと立ち上がったオトコヨウゾメ。
生野石の隙間にセキショウを二種、所々に散らして、、、
今回は下草類よりも、主に足元の低木類の紅葉を意識し、更に野性味ある樹形を選んで配しました。
ちょっとガラスが反射してあれですが、、、

こちらから見ると生野石の流れがよく分かります。
家の中から見て立体感が出るよう敢えて角を立てて、奥へいく程上へ上へと重なり立ち上がっていく感じで。
暗い写真になってしまっていますが、、、ベストポジションとなる階段より真正面から。

ソヨゴがジャストフィットしています。
更に階段下収納を開いて、その中から撮ったりしたり。。。

とにかく坪庭とかを撮影するのって、難しいです。
更に更に、お言葉に甘えて二階ホールの窓から見下ろし、、、

あぁ、ここからがある意味ベストショットかも。
全体的な配置やバランスが凄く良く分かりますね。
いやぁ我ながら凄くバランスの取れた、楽しい坪庭じゃないでしょうか。
自分でつくった坪庭をこんな感じに斬新な構図で撮れるって、この上ない幸せ。

窓ガラスに映りこんだ竹が、また凄く絵的にいいです。
さて最後の一枚。紹介を忘れていた一本。

ヤマコウバシの苗木です。この樹形が気に入り必ずどこかに添えようと用意しておいた一本。
庭木に使う苗木というよりも、、、盆栽用の木ですね。
ソヨゴの手前にどーんと配した生野石の足元のしゃくれた部分から、ひょろりと生えた感じで、盆栽的な隠し味。
さてさて今回の苔の坪庭は如何だったでしょうか。
写真的に撮影時間帯がイマイチだったのと、落葉低木主体の演出としても季節的に落葉期ですので、
(そんな事いいつつ、今回もさんざん撮り続けた訳で、お付き合い頂いたお施主様には申し訳ないですが、、、)
また良い季節にカメラを持ってお宅訪問。
ガラスの写り込み防止用にもPLフィルタを早速購入しましたし。次回はもう少し絵的に魅せたいと。
しかし今回は特に建物自体お引渡し前の段階ですので、
厚かましくも寝室やクローゼットに子供部屋まで拝見したり、屋根裏部屋まで拝見したり、、、
立派なご新築の建物を徘徊して回って新築の空気を一杯すって感動にも浸っていました。
お施主様にも一緒になって坪庭づくりに参加してもらい、庭の構造自体も理解してもらっている訳で、
愛着を持って管理してもらって、これから日々季節の変化や成長を楽しんで頂ければ幸い、
私自身もとても楽しい坪庭づくりでした。
投稿者: 日時: 2009年01月25日 20:04|HOME |2_3. 庭彩的雑感 41~60, 施工例 坪庭 姫路市A様邸 |画面上へ
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