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2009年04月22日  「 和風の庭リフォーム計画 1 」

和風の庭リフォーム

先日ほぼ完了した和風の庭リフォームの現場より、

昔からの庭にちょっと手を加えて、小奇麗に、、、

対象となるベースの庭、この辺り播州地方の古い家には定番のスタイル、
今時の造園に携わる人にとって、否定的な意味合いの強い言い回し、

「播州の庭」と呼んで、

「古臭い」「垢抜けない」「皆同じ」、、、そんな風に揶揄されがちな古い庭。
この辺りでは定番の昔の仕事を古臭いというのもあれですが、、、

そんな庭、ライフスタイルの変化に伴い取り壊して駐車場にとか、
建物の立替に伴い洋風に造り直したりとか、、、

実際お住まいの方々にとっても、既に有難がられていない、
そんな空間となってしまっている事も多々ありますが、、、

今回の工事はベースとなる庭を大きく崩さず、ちょっと手を加え、
昔の庭のいい部分を生かして、こざっぱりと新鮮な空間にリフォーム、、、

私にとっての大きな命題、「播州の庭」リフォーム計画です。


まずは工事部分の現状、、、

和風の庭リフォーム

実はこのお庭、町内の私が生まれ育った実家なのですが、、、多分他人行儀な文章に書けないと思うので、、、
まぁいわゆる古臭い「播州の庭」なのですが、、、90になる祖母も元気に毎日過ごしている縁側からの眺め、
特に庭へ降りてすぐの土の部分をなんとか綺麗にして欲しいとのご依頼、

私がこの仕事を始めてずっと頼まれていたのですが、、、軌道に乗る前に手掛けると頼っているみたいで嫌なので、
凱旋帰国というとかなり大袈裟ですが、、、やっとこの度そんな気持ちで孝行してやる事が出来ました。。。


と前置きが長くなりましたが、、、まずはこの部分、現状鬱蒼となった南天の木をすっきりと剪定した状態で、
この景石の奥に、モミジを植えて季節を感じる空間へと。


昔から植わっていた木の抜根作業、、、

和風の庭リフォーム

巨大なごぼう、ではないですが、、、写真では分かりませんが80cmはあろうヤシ科の木の根っこ。
庭づくりの作業で「抜根(ばっこん)」作業って、ある意味一番大変な部分ですが、
全く同じ場所にモミジを植える訳で避けては通れず、意地になって綺麗に抜き取ってしまいました。


唐突ですがモミジが入りました、、、

和風の庭リフォーム

写真を見ての通りの落葉期、まだ2月中旬の写真なのですが、、、
暇を見つけて半日とかいうペースで、長いスパンで仕事をしていたので、、、すっかり過去の写真です。

そして仕事的にも、あくまで私一人でサービス的にこつこつと出来る内容という方針ですので、
モミジも一人で持って門をくぐれるギリギリの大きさで、縁の傍からぐっと伸びる自然樹形で探しました。
落葉期間の落葉樹を入れる場合、一般の方にはその後のイメージが分かりにくい部分ですが、、、
この木は古い庭に入れるにはまだ幼さの感じる風格の無いモミジですが、成長を見ていくには丁度いい素材かと。

そしてその足元には樹形が印象的で気に入った小さなソヨゴの木。
既存の南天の木を切ってしまうと目隠しが無くなってしまいますので、下枝を中心にすっきりとさせ、
現状ソヨゴの木と上下住み分けて互いに常緑の空間をつくっています。

将来的にはソヨゴの成長に合わせて南天には退いてもらう事になるかな。
この辺りの植栽は私の定番スタイルですが。


最初の写真と同じ角度から、、、

和風の庭リフォーム

この時点では、写真的にもぱっとしませんので、、、ある意味余計ややこしくなっただけにも見えます。。。

しかしこの状態でも凄く喜んでくれていたのですが、それはちょっとお世辞が過ぎるだろう、、、とか。


そして時を置いて、3月下旬の様子、、、

和風の庭リフォーム

長らく放置してしまっていましたが再開。

この土のスペースをテラス風にして欲しいというご要望だったのですが、
あまり新しい材料を使っても浮いてしまいますので、石材屋さんの片隅で見つけた古い板石、
現状の飛石もそうですが、何十年も踏まれ続け表面がツルツルになった御影石で空間づくり。


使用する石材、、、

和風の庭リフォーム

とにかく重量感と味わいある古材。無駄に分厚く、一人で持ってはいるにはギリギリの重量でした。


まずは全体をスキ取って整地、、、

和風の庭リフォーム

現状雨上がりに水溜りが出来たりしていますので、全体的には砂利敷き仕上げにしようと思い、
まずは4,5cm程土をスキ取って、横の枯れ池の方へ水が流れるよう勾配を取って整地しました。


板石を仮置きした状態、、、

和風の庭リフォーム

そしてまずは同じく仕入れていた古い延石を使って、モミジの周囲の植え込みスペースを仕切り、
先程の板石を仮置き。細長くて面白い素材です。


もう一枚、、、

和風の庭リフォーム

厚みがまちまちで、かなり捻くれた板石ですので、、、これからの作業が大変です。

そしてちょっとお遊びが過ぎましたが、、、モミジの足元の植え込みスペース、
室外機からの風が直接あたる部分ですので、ハードウッドのデッキ材を立てて少し目隠し。
更には御影石やら、現場に転がっていた石臼なんかを使ってアレンジしてみました。


さて、それからまた長い期間放置してしまい、、、先日一気に完成に至った訳ですが、
この状態ですと、写真を見てもうぅ~ん、と何を目指しているのか分からないと思われるかと予想出来ますが、、、

それがなかなかいい空間が出来ましたので、次回の完成写真をお楽しみに。

投稿者: 日時: 2009年04月22日 23:43|HOME |2_4. 庭彩的雑感 61~80, 施工例 庭園リフォーム 姫路市Y様邸 |画面上へ

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