施工例:兵庫県姫路市 M様邸
2025年4月完成 シンプル和モダンな庭園のご紹介 ~
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■ 工事前の様子
今回のお客様はご新築予定の早い段階から弊社にご指名頂いており、写真はまだ建物が着工する前に現地調査した際のもの。建物が建った際には広いプライベートな裏庭スペースになり、向かいも分譲地ですので建物が建つ予定。ここからご要望を元にお庭を設計していきます ~
■ご提案プラン(CAD図面:平面図、パース)
1階2階ともに全面窓が面する広いガーデンスペースで、なかなかこの空間をきちんと設計するのは難易度の高いものです。シンボルツリーのモミジの木の位置にご指定があり、あとは管理しやすく遊べる雑木の庭づくりでお任せ頂きました。
1)まずは外周三方には既に境界ブロックとメッシュフェンスがありますが丸見えですので、内側に背の高い多段柱の目隠しアルミフェンスを設置。
2)建物軒下となる広い空間には、室内フローリングから繋がる広いウッドデッキを設置。ここまでは室内の延長で寛ぐスペースになります。
3)ウッドデッキから1段降りて、清潔感ある大判タイルのテラスとステップを設置。ここからサンダル履きのスペースになります。
4)更に1段降りてGLレベルで、コンクリート平板のテラス、同じ素材を飛び石調に配した庭を左右に周回する遠路を設置。ここは庭に降り立ち歩いたり、BBQなど多少汚れる可能性のある利用をするスペースになります。
5)樹木は2階の窓にも景色をつくる背の高い落葉樹を主体に常緑樹も交え、爽やかな木漏れ日をつくるイメージです。足元のグランドカバーはテラス周りを防草シート+割栗石を敷いてスッキリ収めつつ、周囲は天然芝となっています。
6)オブジェを兼ねたお庭の点景として、コンクリート製のベンチを2ヶ所に設置。ライティングも樹木を下から照らし上げるスポットライトを4点設置しています。
■完成写真
既に落葉樹も新芽を開いたばかりの春に完成しましたので、新緑と優しい木漏れ日が爽やかで心地いい空間になりました。
実際工事の仕上げ段階で樹木を植えるにあたって、再度現地で建物や周囲環境との状態を確認したり、樹木の個体を選びながら、ご予算のなかで樹木の配置や大きさ・本数を調整のうえ造園作業を実施します。
デッキから真正面中央が山採りの大型ドウダンツツジ。一見他の樹木よりも小さいですがドウダンツツジとしては相当立派な個体で、ある意味このお庭のシンボルでもあります。秋には真っ赤な紅葉となり、その懐には黄色に紅葉するヒュウガミズキを低木として添えています。
そしてテラスを挟んで左右に、樹高の高いヤマボウシとヤマモミジを2株ずつ対となるように配置。常緑樹としてソヨゴやアセビを添え、日当たりのいい場所にブルーベリーを低木として2株添えました。ブルーベリーは実を食べられるだけでなく、紅葉が凄く綺麗なのが特徴です。
塗り壁と木調の軒が印象的な建物の造りが圧巻です。この空間の高さ方向のスケール感に見劣りしないよう樹木を選定し、また目隠しフェンスの高さも相当高いものですが丁度いい収まりとなりました。タイルからコンクリート平板、そしてベンチのオブジェとグレー系のモノトーンですっきりシンプルに纏まり、くどさのない和モダンになったのではないでしょうか。
■今回使用したメーカー商品
ウッドデッキ:三協アルミ ヴィラウッド(アルミ幕板仕様) メーカーHP→
フェンス:LIXIL フェンスAB多段柱(YM2型) メーカーHP→
コンクリート平板:東洋工業 シフル メーカーHP→
コンクリートベンチ:東洋工業 ニュートベンチ キャンテ メーカーHP→
タイル:LIXIL ストラタス メーカーHP→
■今回使用した樹木
ヤマモミジ(落葉高木) 弊社にわいろSELECT紹介ページ→
ヤマボウシ(落葉高木) 弊社にわいろSELECT紹介ページ→
ドウダンツツジ(落葉中低木) 弊社にわいろSELECT紹介ページ→
ソヨゴ(常緑高木) 弊社にわいろSELECT紹介ページ→
アセビ(常緑中低木) 弊社にわいろSELECT紹介ページ→
ヒュウガミズキ(落葉中低木)
ブルーベリー(落葉中低木)