お庭のなかでも特に建物のLDKと繋がるスペースでは、ウッドデッキやタイルテラスを設置して休日に家族で過ごす空間となります。庭を眺めたり降り立つための「デッキ」感覚であったり、囲いをつけてプライバシーを保ち、屋根やシェードで日差しや雨を塞いだり、半屋外の「アウトドアリビング」感覚であったり、ご要望には色々とあります。ここでは弊社施工例よりそんな『デッキ・テラス』に焦点をあてて数件の現場をピックアップし、カテゴリに分けてそのデザインの意図を解説します。

ウッドデッキによるオープンテラス
タイルによるプライベートテラス
屋根のあるアウトドアリビング
色々な素材の組み合わさるテラス

 

ウッドデッキによるオープンテラス


弊社で扱うウッドデッキとは、全て国内メーカーによる樹脂製の商品となり、基本的に天然木のウッドデッキは扱っておりません。ひとえに樹脂製といっても質感と耐久性に優れており、モダンなお庭だけでなく純和風な空間にも樹脂製の竹垣と併せてよく使用しています。タイルに比べナチュラル感な足ざわりと、フローリングからそのまま続くレベルで簡単に設置できる利点があります。

コンセプト:大きな掃出し窓の端から端までをカバーしたウッドデッキから、1段ステップを挟んで芝生のお庭に繋がります。
ポイント:室内フローリングの向きと合せた「横貼り」のウッドデッキが空間に広がりを感じさせます。またウッドデッキ両脇に植えた樹木の影もポイントです。

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コンセプト:オープン外構の道路向きの掃出し窓に設置したウッドデッキ。ちょっとした腰掛け的に来客と共有できるようなオープンスペースでありつつ、頭上に取り付けたオーニングやシェードで室内に落ち着きを持たせる空間となっています。
ポイント:建物イメージに合わせて全体的に白を基調としたエクステリア。そんななかで白いアルミフレームで囲われたウッドデッキが馴染み、またデザイン的な浮遊感がポイントとなっています。

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コンセプト:隣地との限られたスペースに面した掃出し窓から繋がるウッドデッキ。正面にもフェンスを建てて隣地との緩衝地として、限られたスペースのなか室内に落ち着きをもたらす効果的な空間となっています。
ポイント:正面には駐車場への階段をモルタルで仕上げ、デッキ下の隙間を見えなくしています。またフェンスも同系色の樹脂製のものを用いてコーディネイト。

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コンセプト:和洋折衷な住宅の和室縁側から繋がるスペースに、日向ぼっこしたくなる広いデッキスペースを設置。沓脱石を降りて向い合せる庭園に繋がります。
ポイント:濡れ縁風に縦貼りしたウッドデッキに対し、幅広く横貼りのステップを一段設置しています。またデッキ下の隙間も見えないように板材を貼って塊感のあるデッキとなっています。

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タイルによるプライベートテラス


タイルを用いたテラスはその耐久性の高さから最も経年変化が少なく、また複雑なテラス形状にも対応する事が可能です。タイルの大きさや色目もバリエーションが豊富で、通常の30cm角のタイルから60cm角の大判タイルなどお好みの銘柄を探すのも楽しみのひとつ。最近では間に細いグレーチングを挟むことで、室内フロアレベルと合せた施工も増えています。

コンセプト:道路側のオープン外構に面したLDKの掃出し窓前の空間、表から見ると宅配ボックスの組み込まれたタイル壁面の門柱、それを囲うアルミフレームとスリット、そしてシンボルツリー。裏側から見ると風通し良く目隠しされたプライベートなテラスになっています。
ポイント:オープン外構の門柱を拡張した壁面ですので、スペースを有効活用できコスト的にも無駄を抑えることが出来ています。

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コンセプト:LDKに面するスペースにベンチを組み込んだ白いタイルによるプライベートテラスです。完全に閉じ切らずとも、正面や側面は背の高いフレームとパネルにより明るく目隠しをしつつ、角度的に気にならない部分を抜いて高木を植えることで、空間に立体的な景観と西日避けの要素を添えています。
ポイント:リビングと向き合うかたちのベンチに座ることは、室内空間と一体感のあるアウトドア空間として落ち着いて過ごす事ができます。またベンチがパネル下の隙間を視覚的に隠すとともに、隙間があり風通しいい空間となります。

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コンセプト:LDKのフローリングから1段降りることなく設置したタイルテラスには、室内から正面に塗り壁と花壇付きのベンチを設置。また駐車場側に一段下がったスペースもウッドフェンスやベンチを組み込んだタイルテラスとなっています。
ポイント:濃いグレーの塗り壁の壁面やベンチ座面の平板にフェンス支柱、明るいグレーのタイルやフェンス、建物も含めモノトーンで統一したお洒落なプライベートテラスです。60cm角の大判タイルもポイント。

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コンセプト:LDKから面する南向きの明るい裏庭スペースにプライベートテラスをご提案しました。分譲地に先行して建てられたお宅ですので先の隣地景観は未定ですが、樹脂製のウッドフェンスを高く建ててプライバシーを確保。広いタイルテラスには腰をかがめず使えるお洒落で機能的な立水栓を組み込んでいます。
ポイント:1cmの隙間を取ったウッドフェンスの高さ設定であったり、写真には写っていない物置との高さ設定であったり、細かい部分できちんと考えています。

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屋根のあるアウトドアリビング


テラスを目隠しのフレーム囲いをつけたり、天井に屋根やシェードを付けたり内容を充実させ、さながら屋外にひと部屋増えたような感覚のご提案では「アウトドアリビング」とか「ガーデンリビング」や「ガーデンルーム」と呼んだりします。その空間にテーブルセットを置いて食事をしたりと家族で過ごすことを前提に、照明を付けたり流し台を付けたりするとより快適な空間になります。

コンセプト:南向きのLDKに面する裏庭スペース、一期工事でタイルテラスと周囲を囲う樹木による庭造りを実施していました。二期工事で更に掃出し窓からそのまま出れるウッドデッキと、フレーム囲いによる屋根やパネルを追加し、室内から繋がるプライベートなアウトドアリビングとして完成しました。
ポイント:建物バルコニーの下にアルミフレームによる屋根を建てているため、建物への加工は一切なく屋根スペースが延長しています。フレームの柱に付けた物干しハンガーも日常使いのポイントです。

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コンセプト:南向きのLDKから台形状に広がるガーデンスペース。掃出し窓の前を室内から繋がるプライベートなデッキ空間としてフレームやシェードで囲い、階段を降りて足元はコンクリート平板で舗装し樹木に囲われた広いプレイスペースとなっています。
ポイント:デッキから繋がる小さなキッチンガーデン用の花壇と、ウッドデッキの隙間を埋めるプラス1段の階段には、個性的なタイルを貼ってモノトーンな空間にエレガントさを添えています。またフレームは建物に無加工で独立して建っています。

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コンセプト:和洋折衷な住宅のLDKから繋がる南向きの広い庭園の一角につくったアウトドアリビング。ベンチも造りつけたタイルテラスをアルミフレームで明るく囲い、屋根にもシェードを付けて全天候型で屋外を満喫できる空間です。
ポイント:足元のタイルは大谷石調デザインのものを使用して少し和を演出。屋外用のお洒落な流し台やガーデンテーブルセットもポイントです。

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コンセプト:広いLDKの全面ガラス貼りから幅広く奥行きは浅い中庭スペース。過ごすテラスというよりは眺めるオブジェのようなテラスとしてご提案しています。タイルテラスを流れるように横切る長い石橋と、デザイン性の高いステンレスの立水栓がアクセントとなっています。また屋根にはダウンライトを入れて室内天井の板貼りと一体感あるデザインとなっています。
ポイント:ベンチや石橋を支えるブロックを黒く塗装して、浮遊感あるデザインとなっています。タイルの目地と、そこに割り込む石を揃えているのもポイントです。

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色々な素材の組み合わさるテラス


テラスの足元に使う素材としては、ウッドデッキやタイル、コンクリート系の平板など色々あり、また最近ではウッドデッキ構造にタイルを貼った「タイルデッキ」という商品もあります。それぞれに長所短所があり、それら複数の素材を適材適所で組み合わせることでテラス空間をつくることも、便利で快適なテラス空間づくりに繋がります。

コンセプト:南向きのLDKに面するスペース、室外機の配管があるため下が空洞になっているタイルデッキをセレクト。そこから1段下がって続くテラスはタイルテラスでご提案しました。既存のフェンスも生かしつつ、背の高いアルミフレームのパネルや縦格子のスリットにより、明るく風通しのいいプライベート空間になりました。
ポイント:造り付けベンチの側面やタイルデッキの側面、アルミフレームなど黒色で統一してシャープな印象となっています。タイルテラス内に設置したステンレスの立水栓も、機能面だけでなくデザイン的にもポイントとなっています。

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コンセプト:隣地集合住宅の階段と真正面に位置するLDK。3mの高いフレームとパネルで完全目隠しをしつつ、下側のタイルや造り付けのベンチに花壇から足元のデッキと、ひとつの世界観ある屋外のひと部屋をご提案しました。
ポイント:お客様のガーデンチェアもお借りして、まさに休日の自宅グランピングな一枚。このように高さ3mにもなる背の高い目隠しを実現できるのもポイントです。

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コンセプト:まず南向きのLDKから繋がる屋根の掛かった空間には、そのままスリッパで出れるウッドデッキ。一段下がって造り付けベンチのある清潔感あるタイルテラスは、ガーデンテーブルセットを置いて上履きで過ごし、一番下の人工芝と一体となるプレイスペースは、BBQや焚火をしても気にならないコンクリート平板となっています。
ポイント:建物の木目部分と合わせたアルミフレームには夜過ごす際のスポットライトを設置。下側のコンクリート平板の外周に組み込んだ小さい平板もさりげなくアクセントとなっています。

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コンセプト:広い個人邸のガーデンスペースに、浅い流のある水辺とそれを挟むようにデッキと自然石のサークルテラスで囲いました。造り付けのパーゴラやベンチに花壇の植栽など、全体的にリゾート感溢れる空間となっています。
ポイント:自然石のサークルテラスには、外から2周目に小さな石を挟んでアクセントに。また真っ白な防水塗装の浅いプールやテラスの側面に、青いモザイクタイルでアクセントを添えています。

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